日本成人におけるメタボリックシンドロームと慢性腎臓病の発症リスクについて

沖縄県総合保健協会(Okinawa General Health Maintenance Association: OGHMA)による健診データを解析したところ、沖縄県の人工透析の実施率が全国平均を大幅に超えていること、人工透析の導入をもっとも鋭敏に予測できる因子は、検尿による尿蛋白であることが判明したのだ。

また、人工透析を受けている患者では脳卒中の発症率は高いが、心筋梗塞の発症率はそれほど高くないこともわかったのだ。一方、メタボリックシンドロームを持っている患者は、メタボリックシンドロームを持っていない患者に比べてと慢性腎臓病(GFR<60mL/分/1.73m2または蛋白尿1+以上)の累積発症率が有意に高いことことが判明したのだ。

さらに分析すると、メタボリックシンドロームの構成要素を沢山保有している人ほど、慢性腎臓病の相対リスクが高いことも明らかとなったのだ。
慢性腎臓病の相対リスクが有意に高いメタボリックシンドロームの構成要素は、肥満と収縮期血圧高値(≧130mmHg)の二つであったのだ。

メタボリックシンドロームと透析予備軍である慢性腎臓病との関連性についてでした。

(Hypertens Res. 2007; 30: 937-43.)より


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